その口内炎、舌がんではないですか?

舌がんと口内炎の違いを見分けるポイント

口の中にできるがんを総称して“口腔がん”といい、その中で舌にできるがんが“舌がん”です。舌がんは口内炎と似た見た目を示すことがあり、初期段階では特に見分けが難しいことがあります。しかし、舌がんを放置すると進行するため、早期発見が重要です。

舌がんと口内炎の違い:
舌がんは舌の上皮細胞ががん化したもので、典型的な初発症状は舌の両側の縁に硬いしこりができます。口内炎は口の粘膜に生じる炎症で、口内のさまざまな部分にできる潰瘍状の痛みを伴います。

舌がんの特徴:
舌がんは初期は痛みがなく、硬いしこりが舌の縁に現れます。進行すると痛みや出血が起こり、口臭も感じることがあります。舌の両側の縁が発生しやすい部位ですが、舌の裏側にもできることがあります。

舌がんの見分け方:
舌がんと口内炎は見た目が似ていますが、いくつかの特徴に注目することで区別できます。舌の口内炎が痛みを伴わず、2週間以上治らない場合や舌に白い病変が見られる場合は舌がんの可能性があります。

受診科とまとめ:
舌がんや口内炎の場合は歯科や耳鼻咽喉科を受診し、早期発見・治療を行うことが重要です。日常的なセルフチェックも忘れずに行い、異常を感じたら速やかに医療機関を受診しましょう。