貯金はリスクオンの行為?!

レイ・ダリオ氏は、自身のブログで、紙幣とゴールドの違いについて説明しました。彼によれば、良い貨幣は世界中で受け入れられる富の交換方法であり、同時に良い富の貯蔵方法でもあります。しかし、多くの人々は紙幣を普段あまり考えることはありません。実際、紙幣は負債性資産であり、預金することは銀行にお金を貸していることに等しいのです。そのため、預金は返ってこない可能性があることを認識する必要があります。

紙幣は政府の負債に裏付けられており、政府が多額の負債を抱えている場合、中央銀行は紙幣を印刷する可能性が高まります。しかし、これによって貨幣価値が下がり、インフレが引き起こされることがあります。政府は、インフレによって借金の負担を軽減しようとする場合があります。

そこで、ダリオ氏は非負債性の貨幣を持つことの重要性を強調しています。ゴールドなどの非負債性の資産は、負債に裏付けられておらず、インフレやデフォルトによるリスクが少ないとされています。これに対し、暗号通貨も非負債性の貨幣として注目されています。

結論として、ダリオ氏は金融システムが正常に機能している場合は、負債性資産やその他の金融資産を保有することが適切です。しかし、それが行われていない場合は、ゴールドなどの非負債性の資産を保有することが良い選択肢であると述べています。